京都市ガイド | 京都で必ず訪れるべき美術館 5 選 - dans le gris

京都市京セラ美術館。設計は青木淳建築設計事務所と西澤徹三建築設計事務所。写真は阿野大智氏。
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本州のほぼ中央、関西地方に位置する京都は、豊かな歴史と文化遺産で知られています。794年に長岡から京都に都が移されて以来、明治維新まで日本の首都として栄えました。多くの神社仏閣や史跡で知られる京都は、美しい景観を今も残し、古都ならではの落ち着いた雰囲気を保っています。京都は、日本の歴史、文化、伝統を最も深く体感できる場所であると言っても過言ではありません。

京都には、歴史的な名所以外にも、日本の古典美術から現代美術まであらゆる作品を展示する美術館が数多くあります。芸術愛好家でも、好奇心旺盛な旅行者でも、京都で必ず訪れるべき 5 つの美術館を紹介するこの記事をお見逃しなく。
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01.京都国立近代美術館

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京都国立近代美術館の南側の運河からの眺め。撮影:小川泰介

京都の街路は、1,200年以上前に首都が移されて以来、碁盤の目状に整備されてきました。平安神宮を中心とし、京都国立近代美術館(MoMAK)がある岡崎公園は、明治時代(1868-1912)に左右対称に設計されました。この設計原則を反映して、MoMAKの外壁はポルトガル産の花崗岩の格子と左右対称のファサードを特徴とし、京都の由緒ある歴史を体現しています。建築家槇文彦が設計したこの美術館は、1986年の建設以来、約300の展覧会を開催してきました。

京都国立近代美術館 (MoMAK) は、展覧会の会場であるだけでなく、建築を見るために訪れる学生や建築家も惹きつけています。国立機関として、MoMAK は日本と世界の 20 世紀の芸術作品と関連資料の収集と保存に取り組んでいます。この美術館は、京都派の日本画など、京都と関西地域の芸術家と運動に特に重点を置き、日本の近代美術、工芸運動、さまざまな世界のジャンルの作品を概観しています。

▸ 住所:
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1

▸入場料:
入場料は特別展や巡回展によって異なります。展覧会の入場料にはコレクションギャラリーへのアクセスも含まれます。

▸ 営業時間:
通常営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
特別展開催中の金曜日は20:00まで開館(最終入場19:30)

▸ 休業:
月曜日
年末年始休暇(特定日)
月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館となります。

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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02. 京都市京セラ美術館


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京都市京セラ美術館。設計は青木淳建築設計事務所と西澤徹三建築設計事務所。写真は阿野大智氏。

当館は、1933年(昭和8年)京都市岡崎に当時の京都の流行を反映した「京都御所記念美術館」として開館しました。設立にあたっては、多くの地域住民の多大な支援がありました。戦後は「京都市美術館」と改称されました。

日本最古の公立美術館として、東山の眺望を背景にクラシカルな外観が評価されてきました。日本の著名な建築家、青木淳氏と西澤徹三氏が指揮したリニューアルプロジェクトでは、オリジナルの要素を残しつつも斬新なデザインを取り入れ、古いものと新しいものが融合した新鮮なイメージを生み出しました。

1933年に完成した皇室様式の本館は、現存する公立美術館の中では日本最古であり、80年以上にわたり京都の街に存在してきました。建築そのものは不変ですが、見る人や感じ方は時代とともに変化します。創建当時の姿を尊重しつつ、現代にふさわしい改修を行うことが、美術館の未来にとって重要です。

▸ 住所:
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124

▸入場料:
コレクションルーム入場料
京都市内在住者 520円
外国人 730円

70歳以上の方(有効な身分証明書またはシニア搭乗券をお持ちの方)および障がい者(有効な障がい者手帳をお持ちの方)は入場無料です。京都市キャンパス文化パートナーズに登録されている京都の大学に通う学生は入場料100円です。

京都在住または京都で勉強中の学生。有効な身分証明書をご持参ください。

▸ 営業時間:
10:00~18:00(入場は17:30まで)

▸ 休業:
月曜日(祝日の場合は除く)
12月28日~1月2日(年末年始)

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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03.京都国立博物館


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京都国立博物館は日本最古の博物館の一つであり、わずか 4 つのトップレベルの国立博物館の一つです。写真提供: 京都国立博物館。

京都国立博物館は1897年に開館した日本最古の国立博物館の一つであり、世界でも4つしかないトップレベルの国立博物館の一つです。博物館は文化財の収集、保管、研究、展示に取り組んでいます。これらの芸術作品や研究成果の価値や重要性にかかわらず、一般公開されていなければ意味がありません。そのため、博物館はさまざまな展示や活動を通じて、あらゆる年齢の来館者を魅了し、学ぶ喜びを育むことを目指しています。

博物館の常設コレクションは、考古学的遺物、彫刻、陶磁器、書道、衣装、絵画など、多種多様な文化財を毎年短期間のみ展示しています。博物館では、年間の大半をさまざまなテーマで特別展を開催しています。展示会が開催されていないときは、博物館の庭園のみ一般公開されています。

▸ 住所:
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527

▸入場料:
大人 700円
大学生(要身分証)350円

▸ 営業時間:
9:30 - 17:00(入場は16:30まで
金曜日:9:30 - 20:00(入場は19:30まで

▸ 休業:
月曜日(月曜日が祝日の場合は月曜日も開館し、翌日の火曜日が休館)

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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04. 京都現代美術館 何必館

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数必館京都現代美術館、京都、1981年、梶川義友、明貫淳写真© Sophie Walker

1981年に京都の伝統的な街、祇園の中心にオープンした私立美術館。「可筆」という名前は、学問や芸術において、既成概念に固執することで自由を失ってしまうという哲学を反映しています。「なぜそうなのか?」というフレーズで既成概念に疑問を投げかけ、自由な精神を持ち続けたいという願いが込められています。

当館は、日本画家・村上華岳、洋画家・山口薫、陶芸家・北大路魯山人など美術・工芸の分野で活躍した作家の作品を中心とし、国内外の近現代絵画、工芸、写真など幅広い作品を所蔵しています。定期的に特別展も開催しています。

最上階5階には展示スペースを兼ねた茶室があり、美しい樹木を配した光庭が設けられています。天井から差し込む光や、色鮮やかな紅葉で移り変わる四季を感じながら、都会の喧騒の中で静かなひとときをお過ごしいただけます。

▸ 住所:
〒605-0073 京都市東山区祇園北川271

▸入場料:
一般 1000円
学生 800円

▸ 営業時間:
10:00 - 17:30(入場は17:00まで

▸ 休業:
月曜日
年末年始
展示会準備期間

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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05.福田美術館

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嵯峨嵐山エリアにある福田美術館は、日本人建築家安田浩一によって設計されました。

福田美術館のある嵯峨嵐山エリアは、古来より貴族や文化人に愛され、芸術の発信地として親しまれ、現在では世界中から訪れる人々が集まる日本有数の観光地となっています。

福田美術館は、江戸時代から近代までの日本画家の作品約2,000点を所蔵しています。美術に馴染みのない方でも感動していただける作品を紹介することを目指しています。特に京都美術界の作品に力を入れており、初公開となる注目作や逸品を多数展示しています。

美術館は、伝統的な日本建築と自然が美しく融合した静かな空間を提供しています。庭園、池、季節の花々が芸術と自然の静かな融合を生み出し、訪れる人々に癒しの体験を提供します。福田美術館は、文化愛好家や芸術愛好家にとって、日本の美しさと精神性を体験できる特別な場所です。

▸ 住所:
京都市右京区嵯峨天龍寺すすきの馬場町3-16

▸入場料:
一般・大学生 1,500円
高校生 900円
小・中学生 500円
障がい者本人および介助者1名まで 900円
福田美術館・嵯峨嵐山文華館共通券 2,300円

▸ 営業時間:
10:00~17:00(入場は16:30まで)

▸ 休業:
展示替え日
年末年始

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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• 初夏の瑠璃光院の緑の美しさ
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