大阪と聞いて、すぐに思い浮かぶものは何でしょうか? 近代的な建築、活気あるナイトライフ、遊園地、それともおいしい屋台の食べ物でしょうか? 西日本の経済の中心地として、大阪は何世紀にもわたって国の文化と経済の発展に重要な役割を果たしてきました。しかし、この街の魅力はこれらの名所だけにとどまりません。より静かで文化的に豊かな体験をお求めなら、美術館への訪問をスケジュールに加えてみてはいかがでしょうか。

このガイドでは、大阪で必ず訪れるべき 8 つの美術館を紹介します。それぞれの美術館では、日本の文化や歴史のさまざまな側面について独自の視点で解説しています。この情報をぜひ旅行の準備に役立ててください。
(大阪シティガイド:必見の美術館8選 - dans le gris)

01.国立国際美術館


大阪シティガイド: 必見の美術館スポット 8 選 - dans le gris

国立国際美術館は、アルゼンチンの建築家セザール・ペリによって設計されました。写真提供:国立国際美術館。
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国立国際美術館(NMAO)は、世界でも珍しいユニークな地下美術館です。地下には3階建ての展示ギャラリーと集会用の公共スペースがあります。美術館では主に1945年以降の現代アートを展示していますが、国内外のアートシーンの新たなトレンドを掘り下げた特別展も定期的に開催しています。2004年にオープンした現在の美術館の建築は、竹の生命力と現代アートの成長と発展にインスピレーションを受けています。設計はアルゼンチンの建築家セザール・ペリが担当しました。

▸ 住所:
〒530-0005 大阪市北区中之島4丁目2-55

▸入場料:
常設展 430
特別展:入場料は美術館のウェブサイトで更新されます。

▸ 営業時間:
火曜~木曜、日曜:10:00~17:00(最終入場16:30)
金曜・土曜:10:00~20:00(最終入場19:30)
注意: 特別な状況下では営業時間が変更になる場合があります。

▸ 休業:
月曜日、年末年始
展示替え期間中は追加の休館となる場合があります。

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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02.大阪中之島美術館


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大阪中之島美術館は遠藤勝彦建築研究所によって設計されました。写真提供: 上田宏。
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大阪中之島美術館は、国立国際美術館の近くにあります。両者を区別するには、そのユニークな建築様式を観察してください。中之島美術館は、街並みの中で際立つ幾何学的な黒い箱のようなものです。日本人建築家遠藤勝彦によって設計され、2022年にオープンしました。

当館は、19世紀半ばから現代までの国内外の代表的な美術作品を含む多彩なコレクションを誇ります。コレクションには、日本人作家による洋画、日本画、ヨーロッパ近代美術、現代美術、版画、写真、彫刻、デザインなどが含まれます。

▸ 住所:
〒530-0005 大阪市北区中之島4丁目3-1

▸入場料:
入場料は展覧会ごとに異なります。

▸ 営業時間:
10:00 - 17:00
展示室への入場は閉館時間の30分前までとなります。

▸ 休業:
月曜日、または月曜日が祝日の場合は翌平日。

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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03.藤田美術館


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藤田美術館は大成設計設計事務所によって設計されました。写真提供: aifoto。
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藤田美術館のコレクションは、明治時代の実業家藤田伝三郎とその息子である平太郎、徳次郎によって集められました。伝三郎は、明治維新後に日本の文化財が失われたり、不適切に扱われたりすることを深く憂慮し、これらの遺物の保存に身を捧げました。両親から芸術への愛着を戒められたにもかかわらず、伝三郎は国宝を収集し保護することを決意しました。伝三郎は、これらの作品を自分のためだけでなく、散逸を防ぐために収集するべきだと信じていました。

彼の芸術に対する情熱は息子たちに受け継がれ、1954年に藤田美術館が開館しました。彼らは、これらの国宝を一般の人々に公開し、芸術の喜びを分かち合い、研究者に資料を提供することを望みました。

藤田美術館は、明治・大正期に建てられた藤田家の住宅の一部を改装した建物で、2017年6月11日の臨時閉館まで展示室として利用されていました。1945年の大阪大空襲では、家の大部分が焼け落ちた中、宝物館だけが焼け残り、美術品を安全に保管していました。

▸ 住所:
〒534-0026 大阪市都島区網島町10-32

▸入場料:
大人:1,000円
19歳未満は無料(身分証明書の提示が必要)

▸ 営業時間:
月曜日~日曜日:10:00~18:00

▸ 休業:
12月29日から1月5日まで

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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04.絹谷幸二 天空美術館


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絹谷幸二天空美術館は梅田スカイビルタワーウエストの27階にあります。写真提供: Time Out。
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絹谷幸二 天空美術館は、梅田スカイビルの 27 階に位置し、素晴らしい景色を楽しめる、待望の最先端美術館です。この美術館では、没入型 3D ビジュアルを使用して鑑賞者が芸術作品の世界に浸ることができる世界初の試みを取り入れています。また、フレスコ画や複合メディアの絵画や彫刻も多数展示されています。

さらに、遊び心のあるワークショップやアトリエスペース、居心地の良いカフェもあり、絹谷幸二の芸術の世界を総合的に体験できます。

▸ 住所:
梅田スカイビルタワーウエスト27階
〒531-0076 大阪市北区大淀中1丁目1-30

▸入場料:
大人 1,000円
大学生・高校生・中学生 600円
小学生以下は無料

▸ 営業時間:
日曜日~木曜日:10:00~18:00
金曜・土曜:10:00~20:00
祝前日:10:00~20:00
最終入場は閉館30分前

▸ 休業:
火曜日(ただし火曜日が祝日の場合は営業し、翌平日が休業となります。)
12月30日から1月3日まで
展示替え期間

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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05. 山王博物館


山王美術館は、ホテルモントレ株式会社の創業者が50年かけて収集したコレクションを公開する施設として、2009年8月27日に開館しました。開館から10年以上を経て、ホテルモントレ グラスミア大阪22階から大阪城公園北側の大阪ビジネスパークに移転し、独立した美術館として2022年9月2日にリニューアルオープンしました。新美術館は地上5階、展示フロア3フロアとなり、より多くのお客様により多くの作品をお楽しみいただける空間となっております。

当館のコレクションは、近代西洋画、日本洋画、日本伝統画、陶磁器、彫刻など約600点に及びます。いずれも他では見ることのできない唯一無二の美術品です。歴史の中で多くの人々の美術への愛によって守られ、現代まで受け継がれてきた美術品。山王美術館は、これらの美術品を守り、未来に伝えることで、先人たちの思いを継承し、美術の楽しさや感動を体感できる空間づくりを目指しています。

山王博物館では、季節ごとの特別展と常設展示の両方に力を入れており、年間を通じて貴重なコレクションを鑑賞することができます。

▸ 住所:
〒540-0001 大阪市中央区城見2丁目2-27

▸入場料:
大人:1300円
大学生・高校生:800円
中学生以下:500円

▸ 営業時間:
10:00 - 17:00(最終入場16:30)

▸ 休業:
火曜日と水曜日(祝日の場合は開館)。年末年始および展示会の合間も休館となります。

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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06.あべのハルカス美術館


大阪市阿倍野区にある「あべのハルカス美術館」は、超高層ビルの16階に2014年にオープンしました。国宝や重要文化財を展示する都市型美術館です。「あらゆる芸術を、あらゆる人に」をコンセプトに、阿倍野駅や天王寺駅という大阪のターミナル駅にふさわしく、誰もが気軽に芸術や文化に触れ、楽しめる美術館を目指しています。

美術館は、人々が気軽に、そして深くアートと触れ合える場所を目指しています。多様な人々とアートが交わり、交差する場として、新たな美と創造性を育みます。百貨店、オフィス、ホテル、展望台などを備えた複合施設というユニークな立地で、さまざまな時代やジャンルのアートを、幅広いライフスタイルや感性と結びつけます。美術館は20時まで開館しており、忙しい方でも遅くまで展示を鑑賞することができます。

▸ 住所:
あべのハルカス16F
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43

▸入場料:
展覧会により異なります。

▸ 営業時間:
火曜日 - 金曜日 10:00 - 20:00
月曜、土曜、日曜、祝日 10:00 - 18:00
入場は閉場の30分前まで

▸ 休業:
月曜日
展示替え中
年末年始

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07.大阪市立東洋陶磁美術館

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大阪市立東洋陶磁美術館の内部。写真提供: サザビーズ。
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アジア美術にご興味がある方は、中之島公園の静かな環境に囲まれた大阪市立東洋陶磁美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。賑やかな街の中で静かな隠れ家となるでしょう。1982 年 11 月に大阪市により設立されたこの美術館には、住友グループの 21 社から寄贈された有名な安宅コレクションが収蔵されています。

美術館の中心的なコレクションは、安宅コレクションの中国と韓国の陶磁器で、これに日本の陶磁器、李秉昌コレクションや濱田庄司の作品などの重要な寄贈品が加わります。このコレクションは、東アジアの陶磁器の優秀さで国際的に有名で、国宝 2 点と日本の重要文化財 13 点が含まれます。また、ペルシャ陶磁器や中国の嗅ぎタバコ瓶などの寄贈品も含まれています。

▸ 住所:
〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26

▸入場料:
大人:1,600円
大学生・高校生:800円
20名様以上でご利用の場合は団体割引料金あり(詳細はホームページをご確認ください)

▸ 営業時間:
火曜日 - 日曜日 9:30 - 17:00
入場は閉場の30分前まで

▸ 休業:
月曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)
年末年始休暇
展示替え期間

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08. 大阪浮世絵博物館


浮世絵(日本の木版画の芸術)に興味のある方には、大阪浮世絵博物館への訪問を強くお勧めします。 浮世絵は江戸時代に栄えたジャンルで、18世紀の江戸(現在の東京)を大衆文化現象として魅了し、当時の生活を鮮明に垣間見ることができます。この博物館には、葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽という4人の有名な巨匠による浮世絵木版画の膨大なコレクションが所蔵されています。また、大阪や京都の風景を描いた版画も展示されています。

▸ 住所:
542-0085 不二家心斎橋ビル3階
大阪市中央区心斎橋筋2-2-23

▸入場料:
大人 1,000円
学生 600円(要身分証明書)
子供 300円

▸ 営業時間:
月曜日 - 日曜日: 10:00 - 17:00
入場は16:30まで

▸ 休業:
年末年始休暇
展示替え期間中(2024年7月22日、2025年2月17日)

情報がすぐに更新されない可能性がありますので、ご訪問前に必ず博物館のウェブサイトをご確認ください。
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• 京都シティガイド | ザ・フェイスハウス 山下和正
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Dans Le Gris は、ミニマリストと芸術的要素を融合した日常使いのジュエリーから始まったブランドです。私たちの主な使命は、純粋で時代を超越したユニークなデザインで日常生活を豊かにすることです。
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